歯の丈夫さには遺伝も影響しますが、適切な栄養分を与えて、ブラッシングに気を付けていれば、かなり虫歯は予防することができます。そして歯質も強化できるんです。
歯といえばやっぱりカルシウム!
がまず思い浮かみますよね。
でも、 その他にも歯を丈夫にするのに大切な栄養素は色々あるんです。
今回は、どんな栄養をとれば虫歯や歯周病予防になるのか、 調べてみました。
ビタミンA
ビタミンAは、目にいいとして知られていますが、 唾液の供給にも欠かせないビタミンで、 歯茎と頬のうちがわの粘膜の健康を維持します。
唾液の分泌を促しもします。唾液は、 細菌や食べ物のカスを運び去る重要な役目をするのです。
人参の他には、オレンジや薩摩芋、ケール、ほうれん草、 に豊富に含まれています。 卵の黄身や魚などのたんぱく質にも含まれています。
ビタミンB
ビタミンB、特にナイアシンとリボフラビンは、 炎症を鎮める役を果たします。口内炎や舌炎ができたときには、
内科のお医者さんに診てもらうのもいいですが、 サプリなどでビタミンBを摂取するようにしましょう。 食事でとる場合は、鶏肉や魚、赤味の肉、乳製品やほうれん草、 アーモンドなどに含まれています。
内科のお医者さんに診てもらうのもいいですが、
ビタミンC
ビタミンCは歯茎を作る組織を健康に保つのに重要で、 ビタミンCが不足すると、歯を支えている歯茎がゆるみ、 歯がぐらぐらしたり、歯茎から出血したり、 歯周病になることがあります。
昔むかし、船乗りや海賊は、 ビタミンC不足から歯を失っていました。 そこで彼らはレモンやライムなどの柑橘を船に積んでいくようにな ったのです。
カルシウム
カルシウムは勿論、歯にとって大切なミネラル!歯や、
摂取量が足りなかったりして、
そんなわけで、なるべく食事にはカルシウムを摂取し、(
リン
カルシウムが十分に体に吸収され、骨が健康になるには、 リンと一緒になっている必要があります。
乳製品には、リンとカルシウムの両方が含まれていますが、 カルシウムサプリメンとに、リンが含まれていない時には、 食事で補うといいです。
乳製品には、リンとカルシウムの両方が含まれていますが、
チーズやヨーグルト、赤身のお肉や豆、 ナッツや全粒粉はリンを含んでいます。
ビタミンD
ビタミンDは体がカルシウムを吸収するときに必要なビタミンなの で非常に重要です。Dが不足すると、歯が未発達になったり、 歯周病や虫歯にかかりやすくなってしまいます。
ビタミンDは、 直射日光を一日15分も浴びていれば充分に生成されます。 けれど、日焼けしちゃうとシミやシワになるので気になりますね。
食べ物で取る場合は、牛乳や卵、魚、に入ってます。 納豆もカルシウムとビタミンD強化したものが売っていますね。また効率的に取るなら、ビタミンDのサプリや、ビタミンD+ カルシウムのサプリが良いです。
ビタミンE
ビタミンEは歯周病予防に役立ちます。 そして歯周病鎮静作用もあります、口の中の炎症を鎮め、 また抗酸化作用を持っていますので、歯茎組織の酸化を防ぎます。
ビタミンEを食品で取るならナッツやアボカドがおススメです。
鉄分
鉄分は、赤血球の数を維持し、 人体の免疫システムがウイルスなどの感染と戦うの助けになります 。鉄分が不足していると、 歯周病などを治すのに不利になることがありえます。
ビタミンK
ビタミンKも骨や歯の健康には大切です。 骨や顎などが弱くなるのを防ぎます。そして、 血液が凝固するときにも必要。
そして、ミネラルの再石灰化にも重要と考えられていて、 欠乏すると、骨粗鬆症などにもつながると言われています。
食べ物ではヨーグルトやマッシュルーム、 バナナやアボカドに含まれています。
フッ素
フッ素はよく歯磨きペーストに入っていたり、 歯科でも使われる成分で。虫歯予防に効果的とされています。 歯の再石灰化を促進するといわれ、 お茶や海産物に微量含まれます。
ただフッ素については、神経毒もあることが指摘されていたり、 歯のエナメル質と結合して歯を強くするといわれつつも、 実はそんなに歯にちゃんと浸透していかないのでは? という研究もあり、是非については色々議論があります。
ヨウ素
ヨウ素は、体内に微量だけ必要とされるミネラルです。 カルシウムの吸収を助け、歯と骨の発達を助けます。 また体の代謝をつかさどる甲状腺機能が健康に働くのに必要な成分 でもあります。海藻、にんにく、胡麻などに含まれます。
日本人は、海藻をたくさん食べるので、 他の国の人よりは摂取量が高いです。 ちなみに天然に存在しているものは、放射性ではありません。
亜鉛
亜鉛も人体に必要な微量ミネラルで、唾液の中に存在しています。 口内細菌と戦い、歯垢を少なくすることが証明されています。 唾液に十分な亜鉛を供給するには、カシューナッツや赤身の肉、 南瓜の種、ダークチョコなどに含まれます。
粘膜の健康を維持するので、口内炎や、味覚異常、 また頭痛に効くこともあるようです。
乳酸菌
最近になって、乳酸菌や酵母で胃腸の調子を整えるみたいにして、 乳酸菌でお口の健康を保つという方法も浸透してきています。
ミュータンス菌など、虫歯の原因となる悪玉菌に対抗してくれる、 ブリス菌やロイテリ菌を口に投入して、 戦ってもらうという方法です。
日本でもブリス菌配合の虫歯・ 歯周病予防歯磨きが発売されてます。 子ども用は苺ヨーグルト味が、美味しいと評判。 この歯磨きについては、他の記事で色々調べています。
(商品名から紹介記事にリンクが貼ってあります↑)
・・・こんな感じで、 歯に重要なのはカルシウムだけかと思いきや、 色々なビタミンやミネラルが関与していました! 口内細菌にアプローチする方法もありますね。 善玉菌を使えば虫歯予防と歯周病予防の、 ダブル効果が期待できます。
虫歯予防に歯質を強化したい場合は、 やはりカルシウム錠剤。カルシウム錠剤でしたら、 ビタミンD配合のものがおすすめです。またカルシウム、亜鉛、 ビタミンDが一気にとれるマルチミネラルも便利です。ただカルシウムは過剰に取り過ぎると、 石灰化しますので注意しましょう。
歯周病を予防したい場合は、歯茎の健康に働きかける、 ビタミンCやビタミンB, Eなどのマルチミネラルの方が効果を奏しそうです。