オリンピックボランティアの苦労、大変な点。メリットとデメリットを知っておこう!

東京オリンピックボランティアに参加したい人は多いと思います。

確かに、世界規模の祭典、とっても華やかなオリンピック。

もちろん、やりがいも充実感もすごいことになると予想されますが、これだけのビッグイベントなのですから、やっぱり大変なこともあるかと思われます。

ボランティア参加の前に、ある程度、どんな大変なことがあるのか知っておきたいですね。

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長野オリンピックの事例を調べてみました。

  • ドーピング検査担当の方が、業務内容が業務内容だけに、相手チームの担当者とうまく意志疎通がとれない場合、気まずい空気が流れたり、緊張感が出てしまったりしたといいます。
  • 目の前に有名選手がいると、ついついサインを貰ってしまう衝動をおさえるのは大変なようです。

ボランティア業務中は、あくまでスタッフなので、ミーハーな行動は取れません。

  • 入場口など、会場で案内をしていると、お客さんは頼りにして何でも聞いてきてしまうようです。違う会場への、いい乗換え方法など、咄嗟に聞かれても、なかなかスムーズには答えられないですね。
  • 職場を休んでボランティアに参加する場合、あまり長く職場を空けていると、「遊んでいるのに仕事には来ない」と思われてしまうことがあるようです。

確かに、業務の大変さよりは、オリンピックの華やかさから判断されてしまうことも多いでしょうから、周囲からあらかじめ理解を得ておくことは大事ですね。

  • ボランティアスタッフの宿泊場所がきちんと用意されておらず、大部屋で寝るので、プライベートの確保ができない場合があった。
  • 運営側との連絡がうまく取れなかったり、研修が充分ではない部分もあった。
  • 混雑していてお客さんもいらだっており、少しスムーズに案内できないことなどがあると、イライラをぶつけられた。

  • 動機を維持するのが大変なことも??

ボランティアが二年前に募集されるとすると、それから大会本番まで、二年間もあります。この期間、ボランティアスタッフの皆さんのモチベーション維持に努めた、ととある運営側のスタッフの言葉にありました。

確かに、二年間ってあっという間ですが、何が起こるか分からない期間でもありますね。

  • 暑い!

今度のオリンピックは夏に開催されます。ということは、屋外に配置された場合は、ずっとお日様とお友達になる可能性が高いです。配置場所にもよりますが、水分や塩分を補給し、体調を整えておく必要がありそうです。

  • トイレ班の苦労

試合やイベント前に、選手たちのトイレを管理するお仕事もあったようです。何千人もが、イベント直前にトイレに詰め掛けるため、選手は80人くらいの列を作っていたとか・・・。

トイレットペーパーの補充も大変だったようです。

イメージの中では華やかな晴れ舞台ですが、体験談を調べると、当たり前ですが、生身の選手やお客さんと接する、リアルな苦労がありそうですね。

大変なこともあると覚悟はしておいた方が良いかもしれません。

汗や涙を流したくなることもあるかも??

でも多くの人がそれでも、参加して良かった!と思えているようです。

オリンピックボランティアに参加して良かったこと

ボランティアに参加して、どんなことが楽しく、嬉しいのでしょう。

調べてみました。

世界各国の人とコミュニケーションできる

もしかすると意外かもしれませんが、ボランティアは現地の人だけで募集するわけではありません。世界各国から、色んな国籍の人々がボランティアをしに集うのです。

だから、日本にいながらにして、世界中の人々と一緒に過ごして、会話して、友達になれるチャンスです。

昨今はますますインターネットも発達しているため、大会後も、フェイスブックなどのSNSや、メールでつながっている人々も多いようです。

語学上達のチャンス

必要に迫られて話すことになりますので、(配属にもよりますが)、完璧な外国語は喋れなくても、ジェスチャーも含めた総合的な「伝える」能力を育てることができるようです。

ユニフォームがもらえる

過去の事例では、スニーカーや、ボランティアチームのユニフォームが支給されます。かなりいい記念になりますね。スポーツウェアとしても使えるかと思います。

またその他にもIDカードなど、そこでしか入手できないオリジナルグッズも思い出の品として入手できます。

子供に自慢できる

世界規模のイベントですから、子供が成長した時にも、お母さん(お父さん)はオリンピックに参加したことがあるんだよ!(ボランティアとして・・・・)と。世界的な舞台で頑張った姿を見せてあげられる、それが誇りになっているという方もいらっしゃいました。

開会式や閉会式の充実感は最高

セレモニーは特に、多くの人が終わってからやりきったと、思わず涙してしまう場面のようです。特に、ダンサーなど、パフォーマンスキャストとして参加した人々は、この日のために厳しいトレーニングを積んできたわけですので、その充実感は凄いようです。

有名選手の素顔を見られるチャンス

選手村などに配属になった場合は、テレビにも登場する有名選手の素顔を見ることができます。たとえば、冬季オリンピックでは、各国選手が雪合戦で無邪気に遊んだり、日本の温泉や食文化をめずらしがって、はしゃいだり、そんな日常的な姿をかいまみることができるようです。

日本で新鮮な体験を、居心地欲楽しんでくれる姿を見られるのは、確かに心あたたまるいい経験になりそうですね。

地方在住でも東京オリンピックボランティアに参加するチャンスはある?

2020年東京オリンピックの主な競技場は東京です。地方でボランティアに参加する方法はあるのでしょうか。日本全体がオリンピックムードに包まれるとは思いますが、どうせならもっと直接関れたら素敵ですよね。

事前合宿を狙おう!

全国知事会は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部を設置していて、全国レベルで大会を盛り上げるとともに、その効果を全国に波及させることを目指しています。
観光客の増大による、ホテルや地元物産の売り上げ増、スポーツによる交流を見込んでいます。
中でも、オリンピックの事前合宿誘致は、各自治体が熱心に取り組んでいます。
オリンピックの本番前に、各国の選手団が、日本各地にやってきて、事前練習をします。これは、特に東京と決められているわけではなく、国ごとに、自分たちの好きな場所を選んで合宿に来るのです。
この時に、ボランティアが募集される確率は高いです。

実は、北京オリンピックの時にも、近隣国である日本で、各国チームが合宿を行いました。各自治体では、合宿のほかに、歓迎交流会なども一緒に行っています。
例えば、香川県では、2008年の7月から8月にかけて、フィンランドの陸上・カヌー・ボートチームの合宿受入をしました。
この時は、選手やスタッフが619人、見学者3000人が訪れ、
通訳ボランティアが57人、練習会場ボランティア(高校生)が。250人参加しました。

なので、地方でオリンピック選手を直接歓迎できるチャンスは、この事前合宿の時がいちばん大きいかと思われます。
今のところ、
福岡県、愛媛県、千葉県、岡山県、佐賀県、神奈川県、岐阜県、兵庫県、栃木県、北海道、秋田県など、様々な自治体が、合宿誘致に向けてプロジェクトに乗り出しています。
実際に、各国選手団と契約が結ばれるのは、オリンピックがもっと近づいてからになるかと思われますが、自分が住んでいる自治体が合宿誘致活動をしている場合、ボランティア募集情報についても、逃さないように自治体が発信するニュースやホームページをチェックしておきたいですね。

聖火ランナーになる!

また、かなり嬉しいボランティアの一種としては、聖火リレーへの参加があります。
1964年の、東京五輪の祭には、オリンピアで火が採られた後、アジアを通って沖縄に運ばれた後、空輸で、(飛行機で火を運ぶ・・・どうやったんだろうか??)鹿児島と宮崎、北海道千歳へと運ばれて、日本列島を四コースに分かれて、バトンタッチされていきました。
大会が近くなってからスポンサー企業などから募集がかかることが多いようです。

長野五輪の際にはスポンサー企業だったコカ・コーラが公募していました。
走行距離に特に決まりはないようですが、一人あたり、おおよそ数百メートルから1キロのことが多いようです。
また、地域枠もありますので、その時は地元の方の応募が有利になります。
年齢については、ロンドン五輪では、100歳の聖火ランナーもいましたので、
わりあてられた距離を、聖火を持って移動できれば、問題なさそうです。

聖火ランナーとしてのボランティアは、オリンピックボランティアの中でも、一番華やかで思い出に残る役目かもしれませんね。

医療通訳ボランティア「Team Medics」(チーム・メディックス)

既に、学生団体がボランティアに向けて動き始めています。
一つは、医療通訳ボランティア

なにしろ真夏ですし、この時期は例年35度以上の猛暑になることも多く、熱中症には特に対策が必要です。
外国人観光客の中には、日本の湿気がこもるような、あの独特の暑苦しさが想像以上で、気分が悪くなってしまう方々もいらっしゃるようです。
こんな時、どこが悪いのか英語や他の母国語で対応してあげられるスタッフは多い方が安心です。

東大や日本大学などの医学部に通っている学生さん達が「チーム・メディックス」を作りました。
彼らは、まだお医者さんの卵なので、直接診療はできないのですが、大会の時には、患者さんを病院に誘導したり、どこが悪いのか、症状をうまく伝える手助けや、問診表を書くサポートをする予定とのこと。
熱中症は、へたをすると命にもかかわりますし、1964年の東京五輪の際には、4,000人ほどの外国人が、体調不良で診察を受けたとのことです。次の大会では。80万人もの外国人観光客が、オリンピックを機会に日本を訪問すると見積もられています。
倒れる人が沢山出るのは間違いないでしょう。
異国で病気になるのは、言葉の壁や保険制度や文化の違いがあって、非常に心細いことです。
医療分野のボランティアの意義はとても大きいですし、ここがスムーズだと日本のイメージアップにも繫がりますね。

「Team Medics」(チーム・メディックス)さんは、オリンピックに限らず、様々な国際イベントの機会や、日本滞在中の外国人に、日ごろから快適な医療環境を提供することを目指して活動されています。

外語大連携!通訳ボランティア

また、もう一つは、外国語大学が連携した、通訳ボランティアの育成プロジェクトです。
関西・神田・京都・神戸市・東京・長崎の七つの外国語大学が、「全国外大連合通訳ボランティア支援事務局」を立ち上げました。
今後は、オリンピックの他にも、ラグビーワールドカップ2019をはじめとする様々なイベントに、学生を派遣したり、ボランティアの人材登録バンクを作ったりしていく予定です。
外国語大学の強みはやはり、英語に限らず27カ国もの言語に対応していることです。外国人観光客も、英語圏から来るとは限らないですし、確かにヨーロッパの人は日本人よりは英語がうまいですが、皆が皆流暢とも限りません。
ロシア語、中国語、韓国語、タイ語、アラビア語など、それぞれの国の言葉で対応できる人材は貴重ですね。

この事務局は通訳ボランティア育成セミナーを募集していて、文科省、外務省やNPO法人日本オリンピック・アカデミーの後援を受けて運営されています。
授業内容は、国際大会における通訳ボランティアの基礎知識や、おもてなし、日本文化、ホスピタリティ講習など全般にわたります。

初回は、7大学から979名の応募があって、そのうち選ばれた240名が参加となりました。

最近は、若い人の内向き志向(前の世代よりも、国内にとどまって、国際的な舞台には目を向けない傾向)が指摘されていますけれど、
海外からのお客様を歓迎しようという、こころざしのある学生さんはたくさんいるようです。

おわりに

以上のように、地方でもオリンピックボランティアに参加する機会は色々とありそうです。東京にはちょっと行けないなあ。。。という方でも、あきらめないでくださいね。

東京オリンピックの開催期間は、真夏。7月24日から8月9日と予定されています。
この時期、学生にとっては、ちょうど夏休みの時期ですね!
彼らの大活躍が期待されます。

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