トランプ候補を北朝鮮が賞賛し、ホーキング博士は非難する。その理由とは?

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アメリカ大統領選の候補者、ドナルド・トランプ氏は、激しい反発や非難にさらされつつも、

テレビ番組向けの喋り方でポピュラリティを獲得しています。

かの車椅子の科学者、スティーブン・ホーキング博士は苦言を呈する一方、なぜか北朝鮮は絶賛!その理由を海外メディアからご紹介します。(テレグラフ紙ガーディアン紙参照)

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北朝鮮がトランプ氏を支持する理由

北朝鮮のプロパガンダ紙と目されている、金正恩体制の公式新聞、DPRK today( DPRKは、Democratic People’s Republic of Korea 朝鮮民主主義人民共和国の略称)は、

ドナルド・トランプ候補を「賢い政治家」「先見の明のある大統領候補」と呼ぶ社説を24日掲載しました。

論者である中国系の北朝鮮の学者、ハン・ヨン・ムク氏の賞賛を勝ち取ったのは、トランプ候補のアジアへの不干渉主義です。

翻訳によると、記事には、「トランプ候補は、韓国と北朝鮮の争いにアメリカは関与しないと表明している。これは北朝鮮にとっては喜ばしきことではないだろうか?」と書かれています。

トランプ氏は最近、敵対する北朝鮮への拒絶的態度という長年に渡るアメリカの政策を取り止め、金正恩氏と直接対話する道を開くと述べました

またトランプ氏は、韓国や日本を含むアジアの同盟国について、アメリカの軍事基地に対してもっと金銭的サポートを行わない場合は、軍隊を韓国や日本から撤退させると警告したところでもあります。

共和党の大統領候補に確定したと目されているトランプ氏は、他国の国境問題については、これまでよりは口出しを控える「アメリカ・ファースト」政策を唱えています。

この政策をただちに採用すべきとDPRK todayは主張し、一方、アメリカ国民に、11月の大統領選で、ヒラリー・クリントン候補には投票しないよう呼びかけています。

「アメリカ市民が大統領に選ぶべきは、鈍くて退屈なヒラリー(彼女は、朝鮮半島の核問題の解決にイラン型モデルを採用しようとしている※ )ではなく、北朝鮮と直接対話を持とうとしているトランプ候補のほうだ」

 ※ 2015年、イランと諸大国は、核兵器の国連による厳しい査察を受け入れることを条件 に、イランに対する経済制裁の解除をすることで合意。

ある専門家は、この社説について分析し、北朝鮮政府はトランプ候補を支持することが、どんな結果に繋がるのか様子伺いをしているのだろうと述べています。

リード大学のフォスター・カーター氏は、「もちろんこの社説は厳密な意味では北朝鮮の政府による直接の表明ではないが、北朝鮮政府が(アメリカの)出方を探っていることを示すとみて間違いないだろう」と言います。

トランプ氏は低俗なデマゴーグ、とホーキング博士

一方、車椅子の理論物理学者、スティーブン・ホーキング博士(74歳)は、ドナルド・トランプがこれほど人気なわけを理解できないと発言しました。

銀河や宇宙、ブラックホールや時間について、人類の理解を広げることに貢献してきた、ホーキング博士。イギリスのテレビ番組で、億万長者トランプ氏がなぜ大衆にとって魅力的なのか説明できるかと聞かれました。

「説明できません。トランプ氏は、大衆の最も低俗な趣味に訴えかけるデマゴーグですよ」とホーキング博士は答えました。

ホーキング博士は番組内で続いて、イギリスのEU離脱国民投票について、EUに残るべきだと論を展開しました。

「私たちが、世界に対して、一人きりで独立してやっていけた時代は終わった」「私たちは、より大きな、国家グループの一部である必要がある、私たちの安全性のためにも、貿易のためにも。イギリスがEUを脱退するという可能性は、すでにポンドを急激に下落させている。投資家達は、EU離脱がイギリス経済にダメージを与えると判断しているからだ」

またホーキング博士は、移民についても言及しました。

「EUに残るべき理由は二つある。一つ目は、人々の流動性を促進することだ。学生達は、EU加盟国からイギリスに来れるし、イギリスの学生も勉強に行ける。さらに重要なのは、研究のレベルでは、人々の交流は、技術移転をより迅速にするし、異なるアイデアを持った新しい人々を呼び込んでくれる」

ホーキング博士は、これまでも長年、物怖じすることなく、同僚の科学者や、イギリスの障害者を代表して、独自の意見を主張してきました。

また、イスラエルのパレスチナに対するふるまいに抗議してボイコットを行ったり、無神論を唱えたり(宇宙は物理学法則によって神なしに生成する)、人口知能が人類に終わりをもたらす可能性(人口知能ロボット兵器による戦争の脅威)を警告するなどしてきた人物でもあります。

確かに、国境を開いてオープンな交流を行うことが人々に利益をもたらすとするホーキング博士と、メキシコ国境封鎖まで唱えるトランプ氏の考え方には、かなり違いがありますね

このあたりも、ホーキング博士がトランプ氏を受け付けない理由でしょう。

ついでながら、ホーキング博士は、この世界に、私たちが住んでいる宇宙以外の、別の宇宙が存在する可能性についても近年講演で語っています。

トランプ候補予定を変更。国民投票前にイギリス訪問

EUからの離脱を決める、イギリスの国民投票の結果が分かるのは、6月24日。

ドナルド・トランプ氏は当初この日にイギリスに到着する予定でしたが、6月22日にイギリス入りし、25日にアメリカに帰るスケジュールに変更になりました。(ガーディアン紙

これにともない、トランプ氏がイギリスのキャメロン首相と会うのかどうか、あるいは離脱派の応援をするのかどうかに注目が集まっています。

キャメロン首相は、EU残留を唱える立場、一方トランプ氏は、イギリスはEUを離脱すべきという意見です。

キャメロン首相も、アイルランドのケニー首相も、排他的なトランプ候補の移民政策については非難の声を挙げています。両者にとって、トランプ氏の訪問はいささか落ち着かないものとなりそうです。

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