ケンタウロスとケイロン【世界の幻獣辞典】

ケンタウロス レゴ

半人半馬の幻獣、ケンタウロス。射手座のシンボルキャラクターでもあってよく知られてるけど、一体どんな存在だったんでしょう?
髪がもじゃもじゃのオサーンが、筋肉隆々かつギリシャ風てな、なんかアバウトなイメージが一般的に抱かれてるかと思います。

Centaur Battle
Centaur Battle / jonworth
掴みあうおっさんケンタウロス(左)・・。
これじゃ、半分馬かどうか見えませんが汗

身近ながら、詳しいプロフィールは意外と知られてませんね。

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ケンタウロスとは?

発祥はギリシャ神話。

ギリシャの平原地帯、テッサリアー地方や、エリースの森、

南ラコニアの半島に住んでいました。

違った場所に住む、別の血統のケンタウロスもいます。彼らはキプロスに住んでいて、大神ゼウスが父親だといいます。

女神アフィロディテに逃げられた後、欲求不満になったゼウスが、キプロスの大地に子種をこぼしたとか・・・。

ギリシャ神話の神々は人間臭いですねえ。

特徴

人間の上半身が、馬の首から上にくっついています。そんなわけで、標準的な姿は、四本足と、二本の腕という姿。

酒好きで、獰猛で好色、野蛮な種族だといわれています。

けれど、彼らの中でも様々な部族がいて、学識深く穏やかなタイプもいるとのこと。

キプロス島のケンタウロスには、本土と違って、角が生えています。

女性のケンタウロス

大抵、男性の姿をしていますが、女性のケンタウロスも存在します!女性のケンタウロスも、近年の発明っていうわけではなくて、

四世紀の、マケドニアのモザイク絵画にも登場するんですよ。

Tunisia-4735 - Crowning of Venus

Tunisia-4735 – Crowning of Venus / archer10

ケンタウロスの起源は?

東方の騎馬民族と戦闘になった際、乗馬の習慣がなかったギリシア人が、馬に乗ったスキタイの戦士を怪物と間違えた・・・という説があります。

確かに、馬に乗った戦士が一番、ケンタウロスのイメージには近いですよね。

Centaur

Centaur / philippelemoine

弓も持っているし。

賢者ケイローン(カイロン)は男前で素敵!

ケンタウロス族の中でも賢者として名高いケイローンは、学芸のカリスマ!

医学、音楽、アーチェリー、狩猟、予言を司ります。

なんかちょっと優男な感じ・・・↓
ケイローン ケンタウロス
ケイローンの高貴さは見た目にも現れていて、

古代ギリシャ美術の中では、しばしば服を着ており、前足も、馬のものではなく、人間の足を持った姿で描かれてきたんですよ。

大酒を飲んで騒ぐのが好きな仲間のケンタウロスと違って,

知的で穏やか、親切です。

通常のケンタウロス族は太陽と雨雲から生まれるのですが

ケイローンは時間を司る神、クロノスを父親に持ちます。

そして、音楽と医術の神アポロンと、狩猟の女神アルテミスに育てられたのです。
アポロンとケンタウロス
左からアポロン、ケイローン、アクレピウス。

ケイローンは教師として有名で、アクタイオンや、ペルセウスなど、のちのち英雄になる若者を輩出しています。

のちに、勇者ヘラクレスとケンタウロス達の戦いに巻き込まれ、ヘラクレスの放った毒矢が当たってしまいました。

彼は、時間の神クロノスの息子だったので、不死身であったのですが、毒を自分で癒すことはできず、不死身の能力をペルセウスに譲って、この世を去ったといいます。

ペルセウスさんていうのは、彼が天から火を盗んだので、人間が火を使えるようになったという伝説を持つ人ですね。

その代わり、お怒りになったゼウスによって、岩に鎖で繫がれていました。

ケイローンは、その身代わりになって天に召され、星座になったというわけ。

おわりに

色を好み、大酒飲みという性質は、ニンフを追っかけまわしている、色好みの森の精霊、サテュロスのイメージが混入してるという説もありました。

(サテュロスは、膝下だけ、ひずめ足になっている陽気な精霊)

ケンタウロスは、半人半馬というその姿だけに、動物と人間の境界上の存在と認識されていたようです。

野蛮な獣臭さを発揮すると浮かれ騒ぐケンタウロスに、

高度な知性と穏やかさを強調すると、ケイローンのような存在としてイメージされるのかもしれませんね。

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