フェイスブック ザッカーバーグ氏 VS ドナルド・トランプの戦い!から見える、アメリカ社会の理想と現実(トランプ69、ザッカーバーグ31で年齢差は38歳!)

アメリカ大統領選候補ドナルド・トランプ氏とフェイスブックがバトル状態に!facebookザッカーバーグ氏の理想に、「現実を見ろ」路線で言い返すトランプ氏サイド。
ザッカーバーグ氏は弱冠31歳、トランプ候補は、精力的だがいがいとおじいちゃん、69歳。親子ほども年齢が違っている。

かたや、インターネット長者、かたや泥臭い不動産業。あまりに対照的な大富豪二人だ。

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ザッカーバーグ氏の語る理想

フェイスブックCEOの、ザッカーバーグ氏(Mark Zuckerberg)は、4月12日の「F8」開発者会議で、共和党のアメリカ大統領候補を目指して選挙活動中の、ドナルド・トランプ氏の排他的な政策を、非難していた。
名指しはしていないものの、明白にトランプ氏へ向けられた発言だったので話題になっていた。

今週水曜日、トランプ氏のスポークスマン、カトリーナ・ピアソン氏(Katrina Pierson)は、出演したテレビ番組で

独善的な態度は賢明でない」 と、ザッカーバーグ氏を批判。

カトリーナ氏は

「彼が、財産をぜんぶ投げ出して、超豪華で防犯バッチリの金持ちの居住区からぬけだして、(メキシコとの)国境地帯に住むようになったら、真剣に耳を傾けるわ」

と主張。
「(その状況に彼が置かれたら)間違いなく、意見を変えると思います」

とも…。

ザッカーバーグ氏は、メキシコとアメリカの国境に壁を作ろうというものをはじめとする、トランプ氏の排他的な政策に次のように批判していた。

「「他者」と人々にレッテルを貼って、壁を建設したり、遠ざけようとしたりする、恐ろしい呼びかけが聞えてきている。
それは、表現の自由を抑圧し、移民の受入を制限し、貿易を減少させ、それに、世界中で、インターネットへのアクセスを切断することへもつながっていきかねない」

「だから、ぼくは、僕らがやっていることが、とても重要だと思っている。
なぜなら、僕ら(インターネット業界の仲間)は、より多くの人々が、自分の声をあげることを可能にできる。
壁をつくるかわりに、人々が、互いの間に橋を架ける手助けができる。
人々を引き裂く代わりに、人々をひとつにできる」

うーん、確かにザッカーバーグ氏は、素晴らしいことを言っているように思えますよね。

「恐れよりも希望を持つこと」をフェイスブックCEOの彼は言います。

「(そんなことをいっていると)人々はいつも、そんなのは甘いというかもしれないけれど、こうした希望と楽観主義が、どんな進歩のかげにも存在してるんだ」

と。

現実を見ろ!とアピールするトランプ氏側の手法

これに対して、トランプ氏側の手法は「希望なんて甘い!!」「現実を見やがれ!」とばかりに、”甘くない現実”をアピールして、人々の心に訴えかけることなのでしょう

(トランプ氏は、アップル社とFBIの闘いについても、「アップル社の製品をボイコットしろ!」といったり、amazonを非難したりと、IT業界とは仲が良くないみたいですね…。)

トランプ氏スポークスマンのピアソン氏は、IT企業の幹部達に、政治には首を突っ込んでくるな、といわんばかりの口調でした。

シリコンバレーのCEO達は、イノベーションと、自分たちの仕事に集中しているべきです、政策は政治家に作らせておけばよいのです」

「イノベーションを、この国にもたらすのは素晴らしいこと、でもそれは、アメリカ人の生命を危険にさらすことなく、行われるべき」

と、ピアソン氏は、「現実を見ろ」路線でゴリゴリ押してきます。
ザッカーバーグの、抽象的なアイデアより、トランプの移民抑制政策のほうが、アメリカのためになる、と主張。

でも、ザッカーバーグの富裕層ぶりを批判していますがトランプ氏だって不動産王の大富豪なわけで、そういう意味では、

安全なところから、人々を煽るだけ煽っているという気もしますが・・。

「理想」と「現実」の分断?

非常に難しい分裂が見えているな、と思いました。
下層労働者からすれば、移民が増えれば仕事が奪われる、という不安も実際あるでしょう。
(本当にそうかは検証の余地がありそうですが)

しかし、メキシコ人を犯罪者扱いしたり、イスラム教徒入国を全面的に抑制する、などと、スキャンダラスな言い方で人々を煽るトランプ氏のやり方も相当危険だし、社会問題の根本的な解決に繫がるのか疑問です。

けれど、今回のザッカーバーグ氏とのやりとりを見て、トランプ氏の人気の裏側にあるものが、多少透けて見えた気がします。

アメリカの中で、相当に排他的な意識や、外国人への不安が高まっていて、その傾向は、低所得者層が、理想を見ることも出来ないような、ギリギリの生活レベルに追いやられていることによって、ますます強まっているのではないでしょうか

追記

ネットメディアのギズモードによるスクープで、フェイスブック社員が、ドナルド・トランプを潰すにはどうしたらいい?とCEOに質問してたということが話題になりましたね。

フェイスブック側も、やろうと思えばアルゴリズムをいじることでトランプ氏を潰せる、そしてそれは法律には違反しないのではないか、とギズモードで推測されていました。

まあ、世論操作というのは流石に、フェイスブックのポリシー・・・というか、ザッカーバーグさんの良心に反するんじゃないの?と思いますが笑

世間の評判もガタ落ちになっちゃいますしね。フェイスブック人気がますます下がっちゃうかも。

やっぱり、ネットメディア業界には、あくまで政界や財界とは独立した、

第三の権力として、見張り役をしてもらいたいです。

政治とマスコミは世間を操る巨大な権力です。本当は、マスコミは政治をモニターすべきが、大抵の国でズルズルに癒着してますね・・・。

新聞などのオールドメディアとは違い、インターネットメディアは、まだまだ政治には取り込まれまいとする姿勢を感じますね。期待したいところです。

ともあれ、フェイスブックのザッカーバーグ氏と、トランプ氏の小競り合いも、もう少し続くかもしれませんから、今後の展開を見守りたいです。

5/8追記 共和党の党大会にはフェイスブックも協力

ドナルド・トランプ、とうとうなんと共和党の大統領候補として確定してしまいましたね!

これにともなって、市民活動家グループは七月に開かれる共和党大会での支援を止めるように、IT企業等に呼びかけていましたが、フェイスブックはサポートは取りやめない方針です。運動家たちは、それは憎悪を煽るトランプの政治を支持することになると主張していました。

CREDOアクションという運動によって、グーグルとマイクロソフトに、共和党大会のサポートから手を引くよう請願する署名は65,000名分以上集まったということです。

マイクロソフトはすでに、技術的な補佐のみで金銭的サポートはしないと宣言しています。

またコカ・コーラも党大会へのサポート規模を相当程度縮減しました。

こうした中、フェイスブックのスタンスは、同社の行うサポートは、投票者と候補者の間に開かれた対話を行うことに寄与するもので、トランプの政策を支持することとは違うというものです。大会のスポンサーブランドになるというよりも、一メディアとしての機能を提供するといった考え方でしょう。

CREDOアクションのマネージャーのHeidi Hessさんは、こうした論理には納得していません。「それは、トランプ氏の首ったまに抱きつくようなものですよ」と言っています。

cover photo:
Donald Trump – Portrait / donkeyhotey

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